お腹まわりの内臓脂肪が増える原因

ぽっこりお腹の原因の一つにお腹まわりの内臓脂肪があります。最近、お腹まわりの内臓脂肪が気になってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

内臓脂肪は蓄積しやすく、歳を重ねるとともに、知らず知らずのうちに増えしまっていたということはよくあります。

脂肪の種類には、全身につきやすい皮下脂肪と、お腹まわりにつきやすい内臓脂肪があります。内臓脂肪は、内蔵の回りにつくためダイエットをしないと、危険な病気を引き起こすげんいんにもなりかねません。特に注意が必要です。

今回は、内臓脂肪の原因についてみてみましょう

■① 年齢を重ねると、基礎代謝量が低下して内臓脂肪がつきやすくなる。

基礎代謝とは、生きていく上で最低限必要なエネルギー消費のことです。
心臓を動かしたり、体温を一定に保ったりするのに必要なエネルギーなどのことです。

また、都市を重ねることで身体機能の低下し、運動不足などで筋肉量も低下してしまうと、摂取した栄養が消費しきれなくなり、内臓脂肪がつきやすくなるといわれています。

中高年になると若いときより運動量が低下することが多く、残ってしまった栄養素が内臓脂肪となって内臓の回りに溜まっていくのです。
また運動不足によって筋肉量の低下につながり、それによって基礎代謝が低下します。
代謝の中でも基礎代謝は60%を占めていると言われており、基礎代謝が落ちることは内臓脂肪増加につながるのです。
そしてこの代謝低下は筋肉の低下だけでなく、加齢によってどんどん低下するため、エネルギーの消費量はどんどん減っていきます。

■② 食事と運動のバランス
食事と運動のバランスが崩れると内臓脂肪がつきやすいといわれています。
食事によって摂取するカロリーに比べて、運動や代謝などの消費カロリーが多い場合は、余分なエネルギーが脂肪として蓄えられてしまうためです。

若い時に比べ活動代謝や基礎代謝が落ちているのにもかかわらず、食生活は若いときのままという人は中高年になって内臓脂肪が増えてしまいます。

内臓脂肪は内臓機能の低下、生活習慣病、血管や血液にかかわる疾患などに関わるため、とても要注意です。内臓脂肪は危険な病気を引き起こすサイレントキラーとも言われており、注意しなければならない脂肪です。

お腹まわりが太くなってきたら、内臓脂肪が増えていると考えましょう。
内臓脂肪の多い人は脳梗塞や心筋梗塞に掛かるリスクが16~20倍も高いのです。

お腹まわりの増えてしまった内臓脂肪は、ダイエットをして落とすことが大切です。

特に中高年になって内臓脂肪が増えるのは、やはり全体的にホルモンの低下や代謝が落ちることによるエネルギー消費のバランスに大きな原因があるようです。特に注意が必要です。